はな(@hana8family)です。
中学2年生の2学期から完全不登校になった娘は、その後無事に全日制の公立高校に進学する事ができました。
不登校からいきなり全日制高校に進学するのは私たち家族にとって大きな賭けでした。
しかも自宅から自転車、電車、徒歩で1時間はかかる距離なので、不登校で体力が落ちている娘にとってかなりハードだったと思います。
しかし、私の心配を他所に順調な高校生活を送っていました。2学期までは・・・。
3学期に入ると、娘は再び不登校になってしまいました。
最初の頃は私が車で学校に送り週に2~3日は登校できていたのですが、それも長続きせずぱったり登校できなくなりました。
不登校再び~理由①体調不良
娘が進学した農業高校は元不登校の生徒も多く在籍したため先生方も不登校に対して理解があり、また同級生たちも優しい生徒が多く、本当にこの高校を選んで良かったなと思えました。
しかし教室に対する娘の恐怖心は消える事はなく、無理をして教室に入る事で一旦は良くなっていた強迫性障害が再発してしまいました。
また、元々抱えていた不安症状に加え更に他の症状も現れ始めました。
それは「脇見恐怖症」です。
対人恐怖症の一種だそうで、脇見恐怖症に関しては後日改めて詳細を記事にしようと思っています。
強迫性障害や脇見恐怖症の症状が次第に悪化し、娘は教室にいることに耐えられなくなりました。
不登校再び~理由②理系が苦手だと悟る
農業高校の勉強内容の半分は専門分野になり、一般教科の授業内容は普通科の半分ほどしかありません。
なので、自力で大学受験をする事が難しく、大学進学を希望する生徒は農学部など関連理系学部への指定校推薦入試で進学するのです。
これが農業高校の最大のメリットのひとつでもあるのですが・・・。
ただ、高校で「私、理系が苦手!」と悟ってしまった娘は文系に進学を希望するようになりました。
しかし文系の学部に進学する場合、農業高校では推薦入試を受ける事ができません。
精神的に辛いのを我慢して農業高校に通う気力を失った結果、時間をかけて自分で大学受験に備えるために退学することにしました。
高校受験で滑り止め受験したN高等学校のネットコースへの転校を決める
高校受験の際、農業高校のすべり止めとして受験したのがN高等学校でした。
オープンスクールに行った娘はN高校を随分気に入り、最後まで進学先を農業高校かN高校か迷いました。
が、N高校はいつでも入学できるので、農業高校をチャレンジしてみてダメだったらN高校に行けば良いんじゃない?という事に落ち着いたのでした。
何とか頑張って農業高校1年生を終了し単位を取得しないと、学年の途中でN高校に転校した場合は単位を一から再度とり直しになります。
そこで、1年生の3月31日まで農業高校に在籍し、4月1日からN高校に転校することにしました。
高校を卒業するのに必要な74単位の内31単位は農業高校の1年で取得する事ができたので、残りの43単位はN高校に通う2年間で取得することになります。
転校後の娘の状態
N高校のネットコースに転校してから3か月が過ぎました。
緊急事態宣言による休校の影響もなく、通常通り授業は進んでいます。
ただ、本来N高校は2020年4月以降入学した生徒は沖縄伊計島の特別スクーリングが必須でしたが、新型コロナの影響で今年度は中止。
来年度も任意参加となりました。
授業はオンラインで、レポートもオンラインで、という今時の学校です。
必須授業以外も、プログラミングや小説やイラストなどなど、興味がある様々な授業を受ける事ができ内容はとても充実しています。
部活は人狼部に入りました。活動はZoomで。
授業など分からない事はSlackでN高生に質問すると色んな人が教えてくれます。
完全なるネットの学校なのですが、N高生とコミュニケーションは盛んに取れているようです。
心配していた体調も、N高校に転校してからは症状があまり出なくなりました。
娘にとって体調を崩す一番の原因は、やはりクラスの教室に入って時間を過ごすという事かもしれません。
まとめ
結局最初に入学した全日制高校を続ける事はできませんでしたが、完全不登校の状態から頑張って毎日登校した娘を誇りに思います。
子育ての目標は、子供が自立して自分で生活できるようになることだと思っています。
その目標を無事に達成するまでは、子供自身が自分で考え、回り道をしたり、少し休憩したり、方向転換する事はこれから先も多々ありますので、つかず離れず時にはサポートをして見守ろうと思います。
では(^^)/
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