中学で不登校になった場合、本人も保護者も悩むのが「進路」だと思います。
でも、私はここで声を大にして言いたいのです。
絶望する必要もなければ、
悲観する必要もありません。
[toc]
不登校でも公立高校を受験したい娘
いよいよ3回に渡る進路懇談も今週で最後となりました。
娘の中学は3回目の進路懇談で受験校を決定しなければなりません。
娘は中学2年生の頃から行きたい高校があり、一貫して変わることはありませんでした。
現在中学3年の娘は、中学2年生の2学期から完全不登校です。
こんな感じで日々過ごしています。
現在は市教委が運営している適応教室に通っており、中学校には全く足を運んでいない状態です。
適応教室に通っていると、学校は出席扱いになります。
定期テストは適応教室で受け、課題は提出しています。
そんな娘の通知表はというと、
オール1です☆彡
「学校に行かない」ということは、
頑張って適応教室に通おうが、
定期テストを受けようが、
課題を出そうが、
成績には何の影響もありません。
いくらあがこうが、結果は最初から決まっているのです。
「1」しかつかないのです。
これが現実です。
(※娘の中学の場合です)
そのオール1の成績を引っ提げて、娘はどんな高校を受験するのかというと、
なんと公立高校です。
そんな内申で大丈夫なの?
と心配されるかもしれませんが、どうしてもその高校を受験したいのでチャレンジする外ありません。
親は娘の決心を見守るしかない
現在娘は生活リズムが大きく崩れています。
また毎日の活動量はわずかなので、体力が非常に低くなっています。
娘が受験したい高校は専門学科で、少し体力が必要な学科ですのでそれが心配です。
が、
えーい、ままよ。
なるようにしかならない。
という気持ちです。
受験してみないと合格するかどうか分からない。
入学してみないと、学校が続くかどうかも分からない。
進んでみないと、何も分からないんです。
不登校生が公立高校受験は無理じゃないかって?
不登校関連のお悩み相談などをネットで見ていると、
- 「不登校だと公立高校の受験は無理でしょうか?」
- 「不登校だと通信制の方が良いでしょうか?」
という質問をよく見かけます。
不登校の生徒本人は心から悩んでいるだろうな、と気持ちが痛いほど分かります。
都道府県によって受験時の内申比率は異なるので、内申比率が高い場合は公立高校を受験するのは難しいかもしれませんが、ここ数年、内申比率は低減傾向にあります。
大阪府だと、欠席日数はカウントされず、内申比率も低い学校だと2割です。
そして、内申は関係無しに当日の点数だけでチャレンジできる高校も都道府県によってはあります。
少しずつではありますが、不登校の生徒も公立高校が受験しやすい環境が整いつつある気がします。
本当にほんの少しずつですけどね。
なので、もし本当は公立高校を受験したいけど、内申点の低さで公立高校を諦めて通信制高校を受験しようとしているなら、
とオススメします。
なぜなら、
通信制高校は入学時期が「随時」や「年5回」「春、秋の2回」の学校が多い
からです。
というのも、通信制高校は不登校の生徒だけでなく、他の高校を中退した人もたくさん入学するからです。
公立高校受験にチャレンジして、もし万が一ダメだったとしても、通信制高校が「いつでもおいでよ!」と待っていてくれるのは、とても安心感がありますね。
それに、通信制高校は3月の終わりまで願書提出が可能な学校も多いです。
私の娘が「オール1」の成績で公立高校受験に挑めるのは、そのためです。
娘は「公立中学校」に馴染めなかったからか、普通科を受験するつもりはありません。
なので、専門科の公立高校と、併願で「N高校」を受験することに決心しました。
N高校は公立高校の合否が出るまで入学の意思決定を待ってくれるので、万が一公立高校が不合格になったとしても安心です。
実はN高校の体験授業に参加したのですが内容がとても素晴らしかったので、娘は公立高校かN高校かどっちにするかで、ものすごく心が揺れ動きました。
でも、結局最後は元々行きたかった公立高校に決めました。
あとは後悔しないように勉強を頑張るのみです。
娘は無事に第一志望の公立高校に入学しました。
息子が転入して分かった通信制高校のシステムや学費はこちらをご参考ください
不登校だからって絶望も悲観も不要ですよ
人生長丁場です。
生まれてから死ぬまで万事思い通り平穏無事でした!
なんて人は、世の中いないのではないでしょうか。
何だかんだ、人は何かを抱えているもんです。
表面的には見えにくいかもしれませんが。
学生時代に不登校になったのは、ある意味ではアンラッキーだったかもしれませんが、貴重な経験をしているとも考えられます。
アンラッキーの壁にぶつかったのが、たまたま偶然学生時代だった、ということだけなのです。
不登校?甘えんな
不登校?終わってるやん
という心無い言葉をぶん投げて来た同級生もいましたが、
甘えているわけではないのです。
学校に行かないといけないってことは、本人が一番わかってます。
それに、不登校ごときで人生終わりませんからっ。
なので、こんな同級生は鬼スルーで良し(^^)
小学校、中学校と地元の知り合いばかりの環境の中で色んな事が順調ではなかったなら、高校に上がるタイミングはビッグチャンスといえます。
環境も人間関係もすべて新しくスタートすることができます。
頭の中も、これから先の未来にシフトチェンジです。
今の時代、義務教育を卒業したら色んな選択肢があります。
高校の種類も千差万別なので、不登校の子供にとって「選択肢がある」というのは、とても重要でありがたく、嬉しいことです。
だから、絶望も悲観も不要、大丈夫なのです。
その選択肢については、また後日まとめようと思います。
まとめ
いよいよ受験シーズンの到来です。
身体に気を付けて、お互い頑張って乗り切りましょうね!
では(^^)/
コメント