娘が公立高校からN高等学校のネットコースに転校して早や9か月が過ぎました。
今年は登校型の高校もコロナ禍でオンライン授業が一般化し、改めて学校教育の在り方について色々考える機会になったのではないでしょうか。
娘が通うN高校は元々オンライン授業なので、何とコロナ禍の影響はほぼなし。通常運転です。
でも影響が皆無だったかというとそうでもなくて、年数回ある登校型スクーリングの回数が減りオンラインスクーリングに切り替えられました。また沖縄本校の特別スクーリングが今年は中止になったこと、くらいでしょうか。
普段からオンラインスクーリングも実施されているので学校側は慣れたもんです。
そんなN高校のネットコースに通う娘の一日を今日は紹介しようと思います。
N高校を進路に考えている方の参考になりましたら幸いです。
N高校の授業動画視聴&レポート作成
N高校をはじめ通信制高校は定期的にレポートを提出する事が卒業要件の一つになっています。
N高校は授業の動画を見てからレポート作成をします。
週3~4回はマクドナルドでアルバイト
娘は元々農業高校に通っていました。
1日の内の半分は農業系の授業で実習や作業も多く、また放課後は農業クラブで研究実験をしていたので、体力のない娘は毎日が必死でした。学校から帰ると何もする気力もなく寝てしまう毎日。
そんな娘がN高校に転校してから半年間は、今までやりたくても時間が無くてできなかったことをがむしゃらに楽しむ日々。
でもそんな毎日もさすがに飽きて来たところ、マクドナルドでアルバイトを始めることになりました。
娘は中学校の頃の人間関係のトラウマで人とのコミュニケーションに恐怖を抱いており、それを克服したいという理由でマクドナルドに応募した所、ありがたいことに採用していただきました。
今は週3~4日、5時間~7時間ほど働いています。
娘は人の顔を見て会話をすることもできないほど他人が怖い状態だったので、正直な所アルバイトに行っても苦しむのではないかと心配していました。
が、私の心配をよそに、本来の娘の性格を取り戻したかの様にとても元気で明るくなりました。
どうやら娘は閉塞的な場所で同じ年齢の集団の中に入れられると恐怖を感じるようです。
アルバイト先は異年齢のメンバーが常に入れ替わるので、コミュニケーションを取るのに苦痛を感じないみたいなのです。
ある親子ほど年の離れた主婦パートさんが、話し上手聞き上手で娘の憧れの存在だそうで、今はそのパートさんのコミュ力を見て勉強している娘。どんどん人と交わる事ができる自分に娘自身も驚き、そして自信につながってきた感じがします。
ありがとうマック!!!
多くの高校がアルバイトを禁止していると思うのですが、部活は強制ではなく入るか入らないかは本人の自由にして、アルバイトも許可しても良いのではないかと私は思うんですけどね~。
図書館の自習室で勉強
娘は中学生活の大半を不登校で過ごしたため、勉強は特別できる方ではありません。
ですが娘は大学進学を希望しています。
週に2~3日はアルバイトが終わってからそのまま図書館に直行し、閉館まで自習室にこもって勉強しています。
家で勉強するよりも集中できて良いらしい。
強制される勉強、納得のいかない評価、内申の為に教師の求める生徒を演じる自分、どれも学びの為ではなく学校という枠組みの中でうまくやる為の学校生活を娘は受け入れる事ができませんでした。
だからと言って勉強が嫌いなのではありません。
むしろ知識欲はすごくて、色んなことを知っているし知ろうとしています。
「学校の勉強」というのは得意ではないかもしれませんが、学ぶ事は大好きなのです。
週1回だけ塾通い
理解できない箇所を質問したり大学進学に関する情報や勉強方法などを教えていただくために、週に1回だけ塾に通っています。
集団塾は苦手なため個別指導塾スタンダードという塾に通っています。
先生は基本的に大学生アルバイトなので馴染みやすいようです。
入会金無料で初月は無料で受講できるので、合わなければやめればいっか!という軽い気持ちで入会しました。
授業料も他の個別指導塾に比べて割安です。
イラストを描く
通信制高校に通う最大のメリットは自分のやりたい事に時間を費やす事ができる点ではないでしょうか。
学校の勉強以外の時間は、自分の生活を自由に組み立てる事ができます。
娘はイラストを描くのに特に夢中です。
最初の頃はペンタブでイラストを描いていました。
夫から使わなくなったiPadを譲り受けてからはApple Pencilデビューしました。
それを機にイラスト沼にどんどんはまっている状態です。
今はイラスト系ブログを作成したりココナラでイラスト販売をすることを目標にしています。
読書
娘は読書が大好き。お風呂タイムは読書タイムです。
老眼になり若い頃にもっとたくさん本を読んでおけば良かったと今になり非常に後悔している私は、毎日読書を楽しんでいる娘が羨ましい。
娘は重松清さんや西加奈子さんの本が大好きです。
でも一番好きな本はこの2冊。何度も繰り返し読んでいます。
親の影響絶大(^_^;)
(期間限定)週に1回脇見恐怖症克服のためグループワークに参加中
今は週に一度3時間半のグループワークに参加しています。
というのも、娘が中学で人間関係に悩み、苦しい状態のまま無理に登校を続けた結果「脇見恐怖症」になってしまったからです。
中学2年に発症し高校2年生の現在に至るまでずっと苦しめられている症状です。
思考の癖も大きく影響し若いほど矯正しやすいのではないかと思い勧めました。
今後続いていく娘の人生において大きな助けになるのではないでしょうか。
通信制高校に転校したこと、アルバイトを始めたこと、そしてこのグループワークの参加を通して娘に大きな変化を感じられるので、勧めて良かったと思っています。
娘が不登校になり気付いたのですが。
現状は行政が不登校に関して本当に無能無策で、保護者は自ら模索して動かないことには何も進みません。
そこを逆手にとって、世の中には不登校で悩み藁をもすがりたい親の気持ちを利用した「不登校ビジネス」というものが存在します。
詐欺的なものが多くあるのも事実です。
メンタルヘルスにも似た傾向があり、カウンセリングやセミナーも怪しいものか本当に良いものか見極めるのがなかなか難しい。
ですが、娘が通っているグループワークはしっかりとした内容でしたのでおすすめできます。
だって私必死で口コミや色んな人のブログやつぶやきやら徹底的に調べたんですもの(^^)
個別カウンセリングも請け負っていらっしゃいますよ。
脇見恐怖症や対人恐怖症に悩んでいらっしゃる方は、まず無料で視聴できる動画がおすすめです。
脇見・視線・対人恐怖症専門カウンセリングオフィスKizkey
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まとめ
登校型の通信制高校に通っている方の一日はまた少し違うと思いますが、N高校ネットコースに通う娘の一日はこんな感じです。
この他にスクーリングとテスト日があり、N高校の校舎に行く日が年に数日はあります。
では(^^)/
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