子供が不登校になると、
- 自分の子育てが悪かったのではないかという自責の念
- 子供のこれからが心配
親の思いはこの２つに尽きるような気がするんですよね。
私が実際そうでしたし。
ただここでひとこと言いたい。
「決して親の育て方が悪かったから子供が不登校になったのではない！！」と。
親子で負のループに陥るのだけは避けたい
娘が不登校になったばかりの頃、
「お母さんが優しすぎるんじゃないですか？」
と担任の先生に言われた事が今も忘れられません。
ただでさえ自分の子育てが間違ってたんじゃないかと不安になっている所に先生からのこの言葉。
やっぱり私が原因なのか・・・。
と辛い状況で更に傷つき落ち込みました。
そして、傷ついて悩んでいる親を見て、不登校の子どもも傷つきます。
多くの不登校の子供は、自分が学校に通えないせいで親に迷惑をかけていると思っています。
子供を心配する気持ちや親子それぞれの自責感が親子間でぐるぐると循環して負のループに陥り、親子ともども一緒に弱ってしまうことが多く見られます。
何としても、この負のループに陥る事だけは避けたい。
それ以後、学校の先生に相談した時は聞く耳半分という気持ちで接していました。
そして占いの先生に向けて自分の気持ちを吐露していました。
占いに頼るなんてバカな親だなと思われるかもしれませんが、これが私にはとても合っていたというか。
私たちの状況を全然見ていない占い師だからこそ、客観視して胸に刺さるアドバイスがもらえたり。
私のカウンセラーの様な存在でした。
（しかも、不登校のカウンセラーさんにカウンセリングを受けるよりもお値段が安い(^^)）
占いの先生にみてもらったら、
「子どもの人生をどうにかする力はあなたには無いから、なるようにしかならない。」
と言われて、逆に何だかすっきりしました。
そして、
「子供の事ばかり構ってないで、親が自分の人生を楽しむ姿を子供に見せたら子供も自然と元気になるよ。」
とも言われました。
今になって振り返ってみれば、別に甘やかして育てていたわけではないし、子供に厳しくしていれば不登校にならないというわけでもありません。
穏やかに子供に接する事の何が悪いんですか？？？
と今の私なら先生に突っ込めるんですけど、当時は私もまだ若かったので。
実際のところ自分が変わったとしても、子どもが学校に通えるようになるというわけではなく。
ただ不登校で親も子も辛い精神状態の中、親子関係までもがマイナス状態になるのは、不登校の子どもがいる家庭においてメリットはひとつもありません。
Q:不登校の親の特徴は何？～A:そんなものはない
ありません。
断言します。
「こういうタイプの親の子どもは不登校になりやすい」
もしこのように謳い不安を煽る不登校関連本なり講師なりがいらっしゃったら、距離を置いた方が良いと私は思います。
自分のお金を稼ぐために、不登校の子どもの親の不安を煽っていると考えたいですね。
誰もが不登校になる可能性があるのです。
それは日本の教育制度が合わない、学校生活が辛い、先生が合わない、いじめにあっている、家庭環境などなどなどなど、考えられる理由は千差万別で不登校の数だけ理由があると思います。
不登校の親のタイプの研究結果を私は見た事がありません。
だってそんなの統計になるわけがないからです。
私は娘が不登校の子どもが通う施設で知り合った親御さんはどちらかというと真面目な方が多かったという印象。
かというって、人とコミュニケーションがとれないという方でもなく、ごくごく普通の方ばかりでした。
明るい方、大人しい方、元気な方、保護者も色々です。
ちなみに私の子どもの同級生の不登校の子どもはヤングケアラーと親のネグレクトが理由でした。保護者も色んな方がいるんです。
つまり、普通に学校に通っている子供達の保護者にも色んな方がいらっしゃるように、不登校の子どもの保護者も色んな方がいらっしゃるわけです。
特定のタイプに偏った保護者の子どもが不登校になっているわけでは決してありません。
だから、親の特徴によって子供が不登校になるという考えはナンセンスです。
不登校の原因を親のタイプに押し付けるのはバカバカしい議論だなと思います。
まとめ
不登校の子どもを持つ親が考えがちで、私も悩んで落ち込んでしまった「私の子育てが悪かった問題」。
今ここでもう一度大声で叫んでおきます。
親の育て方が悪かったから子供が不登校になったからではない！
子供が不登校になりやすい親の特徴なんてない！
以上です。
子供が不登校になれば辛いと感じることも多いかもしれませんが、せめて余計な考えは捨て去りマイナスループは避けたいですね。
では(^^)/
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