はな(@hana8family)です。
子供が不登校になったら、まずは心のケアが最重要事項です。
しかし、心が安定してきて無事学校に戻れると良いのですが、不登校が長期化する場合もあります。
その場合、親は「学校以外の居場所」や「学校以外での勉強方法」を検討する必要性が出て来ますね。
私の娘は、日中は教育委員会が運営する「適応指導教室」で過ごし、自宅でリクルートのスタディサプリで授業を受け、塾にも通い勉強を続けました。
おかげで無事全日制の公立高校に合格し、現在も通っています。
ただ学校以外の選択肢を検討する場合、親が押し付けて子供に無理をさせるのではなく、飽くまでも子供本人が希望した場合のみで親はサポートに徹したいですね。
私も娘にとって何が一番良いのかを色々考え悩んだので、どういった選択肢があるのかをここにまとめておこうと思います。
学校以外の居場所を見つける
今は学校以外にも居場所はたくさんあります。
適応指導教室(小・中学校の場合)
教育委員会が運営しているのが適応指導教室です。
本来の目的は学校に戻す事だったようですが・・・。
娘が通っていた適応指導教室は、先生方と大学生のボランティアで運営されていました。
勉強はその先生方と学生さんが見て下さり、遠足や調理実習や運動する時間などもあり楽しく過ごせました。
教育委員会が運営しているので、適応指導教室に出席すると学校は出席扱いになります。
費用は無料です。
オルタナティブスクール(フリースクールなど)
- フリースクール
- サポート校
- デモクラティックスクール
- サドベリースクール など
この中で一番身近な存在がフリースクールではないでしょうか。
ただ、最近フリースクールの数は随分増えてきましたが、実際に通う不登校の生徒の割合は不登校全体の約3%なので、まだまだ少ない感じはします。
フリースクールは民間の教育機関ですので月あたり約3万円の費用が発生します。
海外留学
不登校の友人の息子さんが中学卒業と同時にニュージーランドへ留学しました。
高額な費用は確かにかかります。
日本の「みんな一緒の同調圧力」が苦手で不登校になった子供さんには、伸び伸びとした海外の教育環境があっているのかもしれません。
ただ親元を離れ子供の通じない環境で生活するわけですから、大きな賭けではありますが。
不登校生のためのリスタート留学とスキルアップ留学のサポートに力を入れており、英語圏への留学先ではWSOセンターの専属スタッフが情熱的できめ細やかにサポートします。海外留学で新しい一歩を。短期お試し留学もあります。
山村留学(小・中学校の場合)
娘が一番行きたがったのが山村留学です。
あまり広く認知されていないようですが、とても素晴らしい制度だと思います。
ただ、中学生の受け入れをしている自治体が少ないので、小学生向きかもしれません。
山村留学は、自然豊かな農山漁村に小中学生が一年間単位で移り住み、地元小中学校に通いながら、さまざまな体験を積む活動です
通信制高校(高校生の場合)
高校生で不登校になった場合、欠席が続くと留年になってしまいますので、転校も視野に入れるのはやむを得ないですね。
その場合、通信制高校を選択される方も多いのではないでしょうか。
通信制高校と言っても、今は千差万別。
自分の興味に合わせて専門的な勉強ができる専修学校も通信制高校と技能連携しているので、専門的な知識を勉強しつつ、高卒資格も取得できます。
学校以外で勉強を続ける
不登校になると勉強に遅れるのではないかと心配になりますよね。
私も娘も、今は不登校でも先々の事を考えると勉強を手放すべきではないと考えました。
勉強さえ追いついていればどの段階でも学校に復帰はしやすいですし、自分の進路の幅も広がりやすいかなと思いました。
オンライン学習
我が家の娘がお世話になったのがオンライン学習です。
特にリクルートが運営するスタディサプリ
自分が所属している学校で使っている教科書を設定しておくことで学校の進捗度に合わせて勉強内容を選ぶことができるので、定期テストにも大変助かりました。(定期テストは適応教室で受けていました)
その他もオンライン学習サービスが今はたくさんありますので、こちらの記事にまとめました。
【自宅学習・小学校編】楽しく自宅学習できるオンライン学習サイトまとめ
無料&有料オンライン授業サービスWebサイトリスト【自宅学習~中学・高校生編】
塾
大手の塾は進学実績が重視されるので、不登校の受け入れに難色を示す場合があります。
実際娘が不登校前から通っていた塾からは、個別指導に移るか転塾を検討するように勧められました。
そこで娘は個人が経営する小さな塾に転塾しました。
塾長が「勉強をするなら不登校かどうかは関係ない」と快諾してくださりほっとしました。
その塾では、受験の為に勉強するのではなく勉強の面白さを教えてもらったようです。
例えば、社会科の授業を選択しているのは私の娘とその友達2人だけだったので、授業はひたすら世の中の事で分からないことを何でも良いので先生に質問するという内容でした。
それに対して先生がひたすら答えてくれるのです。
その授業のお陰で、娘は世の中の色んな事に興味を示し、自分で調べるようになりました。
不登校で勉強が嫌いになりかけていた娘にとって素晴らしい環境でした。
家庭教師
勉強は続けたいけど、外に出て塾に通うのが難しい状態の子供さんもいらっしゃいます。
オンライン学習も良いけど、やはり質問して指導して欲しいという場合もあると思います。
その場合、家庭教師も選択肢のひとつです。
不登校の増加に伴い、不登校サポートコースを有する家庭教師サービスも増えています。
▼家庭教師利用の目的によって自分にぴったりの家庭教師センターを選んでくれます
まとめ
今は学校以外の選択肢も増えつつありますし勉強も自分で続けやすい環境なので、不登校でも比較的過ごしやすくなってきたのは事実です。学校に行けない事は親にとっても子供本人にとっても大変ですが、その苦労が少しでもこの記事で解消できたら嬉しいです。
では(^^)/
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